アメリカの新自由主義と教育成果? [外交]
マイケル・ムーアがドキュメント映画『シッコ』で描いた世界は、アメリカという国がいかに、資本家・保険会社に有利な国であり、世界でもまれに見る社会保障のない先進国であることを示していた。しかし、アメリカ国民は自己責任論者が多く、オバマ大統領が国民皆保険制度を政策に掲げたところ、大変なことになっている。いわく、いきなりフロリダ対岸に位置するキューバーのような国にしようと、短絡する国民が多くいるらしい。これこそ、AIGほかの保険会社の陰謀なのかと、アメリカ国民の民度を諮るものさしができた感じだ。
『自由』というのは、とにかく国にとってはやっかいな存在だ。オレなんかも、日本古代史から通読し直して、国ってなんやろ、と考えているのだが、それでもおきにめさない方々もいる。勝手にしてくれ、ってことだ。個人と組織と国家への忠誠などとは、すべて相容れられるものさし、など存在しない。その妥協点の許容度をどれだけ許すかだろう、とオレなど考えているのだが、いまは、自分の今日の生活で実はいっぱいであり、同時にこんなことをブブログに書き、世界的視野を広げるなどという、馬鹿げた妄想にとりつかれている自分がいる。
そんなことより、息子をどうする? といわれたら、「沈黙は金」と開き直るしかない。
コメント 0