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さらば、竹中・小泉への別れの手紙にちょっと『持丸長者』(広瀬隆著・ダイヤモンド社・戦後復興篇より) [政治、経済]

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 竹中平蔵らしき人物が、あんな格好をしてあんなことや、こんなことをやろうとしたことは、まさにテレビのCMに出演するタレント学者のような人という雰囲気だった。  実際、彼のような医者もどきや専門家もどきに多く接してきて、実は医者なんて、対処療法さえ手ほどき(つまり役者として台詞暗記させる)しておけば、素人でもできると思わすのは、彼の論理では当たり前なのだろう。

 竹中平蔵がCMに出ている時点で何の代理人か透けて見えていたのに、今度は実物が変装してあんなとこにでてくるなんて、もうマンガの世界であり、ギャグにしかならない。あの程度のことは、オレの愛する歌手でもやっていた。もっとハード設定でガチンコ勝負だった(笑い)。それにひきかえ、竹中平蔵もどきは、テレビで自分の論理を喋る番組だけに出るへたれだけに、実に貫禄がなかった。以前、オレの妄想ブログにも書いたことがあるが、M○○の方がよっぽど貫禄があり、威厳もあり迫力があった。目が違う。目力。平蔵もどきは目は合わさない。視線をそらす。血圧測るのも下手糞だった。カルテの書き込みはうまい。薬についてもちょっと質問してみた。そういうときは、慣れた感じだった。つまり、決め事(予習の)の台詞は実にうまいとも言える。

 しかし、この竹中平蔵がりそな問題や郵政民営化でどんなけ権力を発揮し、アメリカの走狗になったのかは、多くのブロガーや普通に生活していておかしいと感じる連中は知っている。しかし、テレビ局や新聞社は広告収入の激減と視聴率確保と発行部数の減少を食い止めるために、何かにつかれたように、それぞれの局が同じような番組を流しだした。竹中の異常な露出はその典型であり、小泉の元秘書の露出もその予行演習であり、そのちょうちん持ちも、実に編集の意図が見えすぎてちゃちい。

 したがって、オレは見ない。竹中の顔を映したら、即効でリモコンを押す。リモコンが効(なぜか電池換えたとこでも)かない場合も多いので、そのときは元の電源から切る。彼に対する抗議はこれが一番良い。簡単なので、良い子のみなさんも実行してみてください。

 たとえば、田原印が出たら切る。本日はある某テレビ局でゴルフのマスターズを見るために、睡眠時間2時間で五時に起きた。そうしたら、どうしても我慢ならない某局の薀蓄好きがうざいので消音にした。中島常幸プロには、何の不満もないが、某局に限らず異常にIRがどうとか、わずらわしいのだ。で、裏というか斜めでは、サッカーのリーガーエスパニューラもあり、CMタイムはサッカーを見る。この一年、はからずも有線つまりケーブルテレビがアパートに入っていたために、はしごはし放題なのだ。そのおかげで、タイガーは大事な終盤にミスして、「自END」になったらしい。

 横道にそれたが、『持丸長者』(戦後復興篇)には当然ながら、竹中平蔵など出てこない。しかし、皮肉は小にして、的確に著者の広瀬さんが書いていた。

 1990年台の海部内閣以後、福田内閣まで、一貫して無駄な政府予算を縮小することができず、医療、福祉を削り、ついには年金の破綻に追い込む道筋まで進んだ。その上、

「新聞とテレビは、日本人を元気づけようとするあまり、悪い将来をほんと語ろうとせず、そのためまったく、国家財政の本質を議論しなくなっている。」また、「バブルを誘導し、なおかつバブル崩壊をもたらし、三九〇兆円の大金を日本から盗み取った外国人投資家にある。」

 つまり、



「アメリカのウォール街である。また彼らと連動する国際金融マフィアである。外国人投資家の投機資金に頼る日本の平均株価は、国内産業の育成に貢献する比率がどんどん下がり、このままでは、経済指標としての意味をますます失ってゆく傾向にある。  そのアメリカの国債を買い続けている大蔵官僚・財務官僚が能なしで、そこに竹中平蔵のごときアメリカ財界の手先と、ブッシュに尻尾をふる単細胞の小泉純一郎が郵政民営化を強行してしまい、「これで郵便局の三〇〇兆円という大金が世界に流れ出す。このような巨額資金の流失は、過去に前例がない。巨大資金をまた日本からいただける」と、ウォール街が狂喜した事実が日本では報道されなかった。二〇〇五年の小泉郵政選挙を勝利に主導したのは、小泉のブレーンとなったアメリカの広告業界だったのである。しかも小泉~安倍内閣の右傾化によってアジア全土から反感を買い、国際的にも孤立した日本にとって、新しい羅針盤が定められなければ、この国に未来はない。(465ページ)」

「だから、オレは思うのよ!下手な芝居はやめなさいって。M○○さんなんかより、罪重すぎ、国会へ出ていいなっ!」。
 しかし、へたれは言わないはな。自信ないもんな。植草一秀さんとテレビで公開討論とかしないもんな。りそなで何やったかも追及されるし、かんぽ問題や郵政民営化の見直しされるもんね。ウォール街のGSとか連動する金融マフィアとかに頭あがらないもんな。それにしても、竹中平蔵の嘘は見事だ。彼のいう自己資本14兆円のCITIは、オバマ大統領になり、どんなけ政府資金が入ったの? りそなの2兆円どころじゃないことは確かやね。CNNもそこは嘘つかない。

 さらに「米国債に投資しろ!」。
「ざけんなぁ!」
「お前はもう死んでいる」と[北斗の拳]でいっていたような気がする。(気がつけばGYAO NEXTに入っていた)

 ついでに、公害問題を論じた380ページには、こんなことも書いてあります。

なぜ改めてこの水俣病を記述するかと言えば、胎児の時に母体から水銀を吸い取って、生まれた時から水俣病を背負わなければならなかった子供たちをはじめ、この痛ましい患者の人たちの救済を、小泉純一郎内閣の環境大臣・小池百合子が拒絶したのが、水俣病公式確認から五十年後の二〇〇六年の出来事だからである。いまだに患者の救済をしない国家なのだ。」
 森永ヒ素ミルク被害者は現在も苦しめられていますよね。もちろん薬害肝炎、薬害エイズ問題もしかりですよね。持丸長者の視点からの通史でもちゃんと書いてある。これから、少しずつ愛する人たち対象に擬似恋文を書く前章として、政権交代のために「自公よ! さらば!」と前提を確認しただけなのよ。

 福田衣里子さん、久間おろしの快感を分かち合いましょう。小沢列車に乗ったんでしょう。がっちり勝ちましょう。長崎は明日も晴れるかな。
 いや、前川清は「長崎は今日も雨だった」とさ。

 さようなら、さようなら! 好きになった人。158511.jpg











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