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あちきがタイガースファンであったころ(その8))上戸彩ちゃんHEROと別れたら加山雄三『お嫁においで』 [プロ野球]

キミの知らない阪神タイガース「HEROと別れたら加山雄三『お嫁においで』」シリーズの佳境、我が阪神タイガースとソフトバンク・ホークスナインへの檄として、上戸彩さんに捧げます。
デェーイ! 負けるなタイガース 「特集」虎今集(猛虎ナインへの「檄」) SN3J0155 (479x640).jpg

’87阪神タイガースは序盤から負け続けた。どこまで行っても曽根崎心中のような「死への旅路」地獄への階段の崩壊が’85年の奇跡の優勝日本一から二年後にやってくるとは、さすがに編集者にも考えられなかった。しかし、月刊誌の編集は続けられる。いや、続けなければならない。阪神タイガース暗黒の歴史はここから始まった。マット・キーオが表紙を飾った『月刊タイガース』7月号は前述の表題を掲げ、大胆自由な編集誌面を作った。また、甲子園ライトスタンドのファンの顔をグラビア画面に登場させ、涙ぐましい売るための努力の苦闘が読み取れるのもこの時期からだった。


★ホーナーのホーマー尻目にBASSは行く じれっと爽快クロコダイル・ランディSN3J0156 (508x640).jpg
(口役)ホーナー、落合の出現によって、二年連続三冠王の牙城が揺らぐかに見えた。しかし、「あっ、とう間に18号を記録、打点も増えすべての面で比較しても昨年同時期と変わりない。変わっているのはチームの不調。

★腰痛の31(サーティーワン)フィールド剣が峰 徳俵にはうっちゃりもありなむ
(口訳)爽やかエアコンは霧ヶ峰で、背番号31番はシーズン・インから剣が峰にたたされた。テスト生入団からミスター・タイガースになった掛布に残された技は相撲でいうなら徳俵をいかに利用するかにかかっている。
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★願わくば一丸野球の輪の中に 陽集抱いて子煩悩(こぼんのう)たらむ
(口訳)選手会長として常に”一丸野球”の中心選手として活躍して来た岡田。太陽を集めるわが子のようにチーム全員の選手が輪の中に入って来てくれることが勝利への近道と信じる。

★二番打者らしさの見えぬタテジマの いにしえの技(わざ)いと懐かしき
(口訳)阪神の田尾が誕生したとき、誰もが真弓との最強コンビに胸をときめかせた。だが、”新しい二番像”を作りえないままに、不振の日が続いている。かつての4年連続三割のバッティング技術の全開が待たれてならない。

★これやこの打つも守るも優れては かくも苦労はせざりしものを
(口訳)守備では”銭の取れる”ゴールデンクラブ男も打撃ではファンの期待を裏切ってきた。田尾の不振で先発一・二番のチャンスをもらいながら活かせずにいる。”天は二物を与えず”で終わって欲しくはないのだが…。

★韋駄天の足をいかせぬ我れ悲し ひとつの盗塁スイッチ実らず
(口訳)大野にとって今こそレギュラーをつかむチャンスなのだ。しかし武器であるはずの足でも盗塁失敗をくり返し、いまだ1個。スイッチヒッターとしての打撃も発揮できないまま。3年目といえども26歳。正念場だ。

★六番の座に着きけるもながらえず 右の代打で「九」死に一生
(口訳)序盤戦で柏原に六番を譲ったものの、返り咲くや、さすがの活躍を見せていた。が、その後、急降下。スタメン出場と右の代打を行ったり来たり。6月に入りようやく六番に定着し、満塁本塁打を放つなど復調の兆しも見えてきた。

★忘れじの去年(こぞ)の活躍恋しけれ 純な乙女の声援(コール)も枯れなむ
(口訳)昨年の活躍からして、現在1割台の低打率にあえぐ柏原を誰が想像しただろうか。復活を信じてスタンドから送り続けるタイガースギャルたちの”ジュンイチ・コール”もなぜかむなしく聞こえてくる。

★正妻の世話女房が仇となり ひょうきん忘れたたけしぞ悲し
(口訳)木戸は捕手になるために生まれたのではないかと思われるほどV当時の信頼が厚かったが、リードに気を使い過ぎるのか打てなくなり、ひょうきんさも消えているのがさびしい気がする。

★ひさかたの兄やん復帰にファン躍(おど)る 強き運勢(リード)で後光を与えむ
(口訳)左手親指を負傷していた嶋田兄が5月29日の中日戦から元気に一軍に復帰した。暗いムードの中での一条の光。彼のもつツキと強運がチームを救ってくれることをファンは切に望んでいる。

★名門の一族郎党引き連れて 大一番のジョー賭(カ)勝負を
(口訳)史上最強の一番打者真弓は名門タイガースの切り込み隊長として常に積極的な打撃でファンを魅了してきた。一戦一戦が大一番といえる今、ジョーの手持ち札のすべてを賭けて使命に邁進して欲しい。
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★大声が甲子の園(その)にこだまする アルプスの峰いと険(けわ)しけれ
(口訳)「声を出すことが取り柄」と言ってはばからないミッキー平田の明るい声も本拠甲子園ナイター1分けはさむ12連敗となれば静寂の中に響くだけのように聞こえてくる。チームは急峻なアルプスを越せないでいる。

★青春の覇気美わしき球道の 定まりゆかん標的(まと)のない旅
(口訳)「自分の与えられた仕事をやるだけです」負け試合でも登板するがチームが逆転できず一向に増えないセーブ。しかしWストッパーの切り札としてはそんなことで弱音は吐けない。SN3J0159 (640x477).jpg


★我ときて鳴かぬ蛍(ほたる)が身を焦がす 星砂(せいしゃ)の浜に愛しき女(ひと)あり
(口訳)中二日で登板したが、肩痛に見まわれて回り道。しかしマイクは父母の課す期待に応える為にも早く復帰して、勝利の向こうにある幸せをつかまなければならない。左腕先発の意地を見せて欲しいものだ。
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2012年新注釈*筆者はこの虎今集(こきんしゅう)がもっとも気にいっている。王女いや戴冠式こそしていないが事実上女王といわれる「エイサー」のキミよ! 鳴かぬ蛍に身を焦がす身のマイク仲田の思いどうして知ろうとしないのだ。あの宜野湾の星砂(せいしゃ)の浜で20周年スタンドLIVEするキミのなんと愛しいことよ。 なんてね。

★遠山の肥後六花撰(ろっかせん)の桜花(さくらばな) ジンクス憎し彼岸花待つ
(口訳)肥後もっこすの六花撰に桜はないが遠山桜の出現によって六花撰のイメージが変わろうとしていた。しかし二年目のジンクスにハネ返され未だ未勝利。秋の彼岸まで待たなければならないのか。

★タテジマのの袖を濡らしし肩痛の 悔し涙を御霊(みたま)と投げん
(口訳)ルーキーの開幕一軍、初先発の大役をこなしたものの思わぬ肩痛に見舞われ、阿波野(近鉄)などに先を越された。しかし、肩さえ万全ならチームに貢献できる。悔し涙を無駄にしないのと決意で復帰してきた。

★吼えぬゆえ耐えて投げぬく渡り鳥 背中のキーゥイが泣いている
(口訳)日本一スゴイ打線をバックに投げられるという評判だったがキーオにとっても思わぬ誤算となった打撃陣の不信。陽気なアメリカンはいつか打線の援護があると信じて今日も好投する。

★力投の姿華麗な筆さばき 何処(いずこ)へ行かむエースの称号
(口訳)書道五段の見事な筆さばきのような豪快で颯爽とした力感あふれる投球フォームでチカファンを増やして来た。が、完全復調に手間取り苦悩を続けている。キーオ、池田の二本柱が立たないと”エース”の冠が消えて行く。

★守護神の守護霊消えたか4ホーマー G敵(ジャイアンツ)こそ憎し打ちてしやまむ
(口訳)守護神が乱打されるという一夜があった。山本の守護霊はその時どこへ姿を消したのか。初完投勝利、100勝、初セーブ、100セーブ、1000奪三振の巨人こそ仇敵。このカタキは必ず取ると誓う日々だ。

★年たけて先発に回りし四天王 去りぬ仲間に仁王立ち誇示
(口訳)中継ぎから二年ぶりに先発復帰した工藤は定岡(元巨人)などと高校球界四天王と騒がれた。今はその仲間の三人は去り工藤一人がマウンドに頑張り、大きな体躯を仁王さんのように誇示する姿がある。

★幻の大魚求めて幾星霜SN3A0134_0002.JPG イトウの棲みし湖沼はいずこ
(口訳)年に数回のベストピッチするが常に投げてみないとわからない伊藤は精神的に強くなる為に幻の魚いわれる偉大な淡水魚イトウにあやかりたい心境である。イトウに会いたい思ううちに早や年月も経ってしまった。




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