マラソンというなかれ!! ヤマトタケルよ!! [スポーツと古代史]
歴史はきまぐれに書かれている。たとえば、『日本史の虚像と実像』(和歌森太郎・河出文庫)
《民衆には不思議なきまぐれがある! 歴史家の手からではなく、詩人の手から自分の歴史
つまり、ハツクニシラス・スメラミコト、あるいは、ハツ・クニシラス・スメラミコトの書かれていたのは、摂津住吉大社 社司 「住吉大社神代記」だってね。『日本書紀』の神武天皇イメージとは合わない。 ちなみに『古事記』はハツクニシラシシ・ミマキ・スメラミコト であり、ミマキは崇神(すじん・十代)だ。「常陸国風土記」でも、「日本書記」でも、ミマキイリヒコが 始駁天下之天皇(ハツクニシラス・スメラミコト)であることを否定しない。つまり、右翼なひとたちは、戦前の「神武(じんむ)綏靖(すいぜい)・安寧(あんねい)・懿徳(いとく)・・・」といまも暗礁して、得意がっている人がいるようだが、事実ではありません。「愛国心」の強い、『安吾の古代史探偵』風味のわたしには、その確信だけは、ある。
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