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マラソンというなかれ!! ヤマトタケルよ!! [スポーツと古代史]



歴史はきまぐれに書かれている。たとえば、『日本史の虚像と実像』(和歌森太郎・河出文庫)

《民衆には不思議なきまぐれがある! 歴史家の手からではなく、詩人の手から自分の歴史家の手からを受け取りたいと言うのだ。 むきだしの諸事実の忠実な報告ではなく、本源的な詩━そこから諸事実が生じた━━の中にふたたび溶かされた諸事実を欲するのだ。》(ルカーチ『歴史小説の古典的型式』ハインリッヒ・ハイネの言葉)

つまり、ハツクニシラス・スメラミコト、あるいは、ハツ・クニシラス・スメラミコトの書かれていたのは、摂津住吉大社 社司 「住吉大社神代記」だってね。『日本書紀』の神武天皇イメージとは合わない。 ちなみに『古事記』はハツクニシラシシ・ミマキ・スメラミコト であり、ミマキは崇神(すじん・十代)だ。「常陸国風土記」でも、「日本書記」でも、ミマキイリヒコが 3106745 始駁天下之天皇(ハツクニシラス・スメラミコト)であることを否定しない。つまり、右翼なひとたちは、戦前の「神武(じんむ)綏靖(すいぜい)・安寧(あんねい)・懿徳(いとく)・・・」といまも暗礁して、得意がっている人がいるようだが、事実ではありません。「愛国心」の強い、『安吾の古代史探偵』風味のわたしには、その確信だけは、ある。
3101001










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