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仁義なき映画論 ビートたけし風味で 公開恋文 [映画]

『持丸長者』(戦後復興篇)広瀬隆著・ダイヤモンド社から、「フラガール」の 役者・しずちゃんへのラブコールをしてみる。

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『持丸長者』の著者広瀬隆氏は三部作の最終ページで御手洗富士夫
(日本経団連会長)を痛烈批判している。(468ページ)
3行目から引用していみよう。

 《さて、国内産業そのものは、どうあるべきか。いまの日本は、国民の労働力を100%活用していないから、現在のように、大都会と農村漁村のあいだで資金の一方的な偏りが生まれ、正社員とそれ以外の働き手の給与がいびつな経済構造になっているのである。中堅企業と個人経営の小企業を育て、地方の若者の労働力を活かす気概のない大企業がますます増えている。日本経団連会長・御手洗富士夫(キャノン会長)は、大企業が悪用している偽証請負について、違法行為合法化を目指し末端の働き手から怒りを買ってきた。この男は、法人税を40%から10%に下げるべきだと主張し、集団的自衛権を認めるよう憲法改定と自衛隊改組による軍備増強を提唱して日本の参戦を促し、さらに経団連の会員企業に自民党への多額献金を促す始末だ。こうした人間と企業は、社会的に存在価値がない。  経営者の精神的堕落が、戦後前半三十年間と現在の大きな違いである。》(中略)
後ろから4行目途中から

《昔のテレビは現在のテレビの前に置くのも恥ずかしいほどの性能であった。  しかし、そこに映し出された昔の人間たちは、実に活き活きとしていた。なぜなのか。  その答は、本書に述べた時代、その輝く玉手箱のなかにある。》
 さて、前述の著書の334ページに李相日(リー・サンイル)監督の映画『フラガール』がでてくる。

《『フラガール』が見事に描いた現実が、陰の日本の姿であった。六六年一月に福島県常磐市(現・いわき市)の常磐ハワイセンターが営業を開始して、炭鉱労働者の町に育った娘たちが、魅惑的な腰のふりでハワイのフラダンスを踊ってみせ、聴衆を熱狂させた時、彼女たちは炭鉱街に大きく広がる大失業の荒波を乗り越えようとしていたのだ。この女の子たちの燃えたぎる情熱を、当時の日本人の何人が理解して涙ぐんだだろうか。》(以下略)

 さて、オレのラブコール相手は、熊野小百合役の南海キャンディーズしずちゃんの存在感になった。
しびれた。多分、監督は演出というより、地で行けと指示したのではないか、と思う。マスコミ、芸能リポーターはステレオのように、蒼井優を讃美したが、新人として、しずちゃんも同列に評価した日本アカデミー賞こそ、見る人は見ていると感じたものだった。(下記の引用参照)

 この映画の熊野小百合役は、蒼井優より美人を使うとウソになりやすい。だからといって、不美人を使っても、はまり過ぎて当たり前になる。存在自体に力がある。そんなキャスティングがしずちゃんなのではなかったか。漫才コンビの山ちゃんが、しずちゃんのパワーを無視してピンになる怖さを語っていたバラエティ番組があったが、しごく当然だと思ったものだ。

 たとえば、ある携帯電話の販売店で、片方にはフギュアスケートの美人でコスチュームがはまった美貌の販売店員がいたとしよう。しかし主役を食ってしまうのは、横にいる、無愛想だけど、相談客に安心感を与える、大柄な見習い新人社員のしずちゃんという感じなのだ。  また、なぜか仮にジャーナリストなのにあんなとこやこんなとこに現れて、現地調査・販売の現場のルポルタージュをモノのしようとするH・Aさんが横にいて、ベテラン販売員として複雑なポイントサービスの説明でお客が7円現金で返金してくださいと、大型電気販売店で言われても、新人店員のしずちゃんが横にいるだけで、怒ることなく、その人柄でお客を癒す才能があるとしたら、これは固有の個性、英語でいうパーソナリティの余人をもって変え難い(どこかの知事の好きな言葉)を思い出さずには、おかない魅力を発揮する女性である、つまりそんな役所を見事に演じられるのがしずちゃんだ、といったら、いつも隣にいたやまちゃんはきっと納得するだろう。   「オレのしずちゃんをとらないでくれ!」と叫ぶだろう。

 しかし、みなさまの○○Kさんの工作員らしき人が下手な芝居やまじめにその役割をやろうとすればするほど、筆者を怒らすのはなぜか、彼のような知識人にはわからない。目線が違い感覚が違うとしかいいようがない。しずちゃんは存在でわからせる。しかし、オレは知識人が馬鹿なために○○Kの思惑を見事にフラガールした。
権威や圧倒的知識を吹っ飛ばす魅力がしずちゃんにあり、それをドラマで使うプロデュサーや監督は、どういう設定を与えるかで勝負が決まる配役を選んだことに苦悩するか、はまるかの究極の選択を迫られるというのが、オレのしずちゃんへのラブコールだとしたら、しずちゃんは山ちゃんより少しはこの団塊世代のスケベおじさんと思われている、御仁にも目を向けてくれるかな。

Sexy Girl はずした○○Kの思惑はオレに二重の財務返済をすべきなのさ。

ちゃんちゃん。

分かる人にはわかる。

「カット、カット」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 フラガール 監督 李相日 製作 李鳳宇 河合洋 細野義朗 脚本 李相日 羽原大介 出演者 松雪泰子 豊川悦司 蒼井優 山崎静代 岸部一徳 富司純子 音楽 ジェイク・シマブクロ 撮影 山本英夫 編集 今井剛 配給 シネカノン 公開 2006年9月23日 上映時間 120分 製作国 日本 言語 日本語 allcinema allmovie IMDb 表・話・編・歴 『フラガール』は、2006年9月23日全国公開の日本映画。シネカノン制作・配給。 第80回キネマ旬報ベストテン・邦画第1位、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。 2008年7月赤坂ACTシアターにて舞台化作品を上演。 注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 目次 [非表示] 1 あらすじ 2 キャスト 3 スタッフ 4 ロケ地 5 エピソード 6 受賞記録 7 ビデオ 8 脚注 9 関連項目 10 外部リンク あらすじ [編集] 昭和40年(1965年)、大幅な規模縮小に追い込まれた福島県いわき市[1]の常磐炭鉱。危機的状況の中、炭鉱で働く人々は、職場を失う現実・苦悩に立ち向かい、町おこし事業として立ち上げた常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生から成功までの実話を描いた。ハワイアンミュージックと本格的なフラダンスショーが描かれている。 キャスト [編集] 常磐ハワイアンセンター関係 平山まどか-松雪泰子(カレイナニ早川<早川和子>常磐音楽舞踊学院最高顧問がモデル) 吉本紀夫-岸部一徳(中村豊 常磐炭礦元社長がモデル) フラガールズ 谷川紀美子-蒼井優(常磐音楽舞踊学院1期生 小野<旧姓豊田>恵美子がモデル) 木村早苗-徳永えり 熊野小百合-山崎静代(南海キャンディーズ しずちゃん) 佐々木初子-池津祥子 神山愛子-浅川稚広 蔦谷米子-安部魔凛碧 相馬純子-池永亜美 宮田比呂子-上野なつひ 岩田律子-内田晴子 内藤恵子-直林真里奈 小野寺ひらめ-近江麻衣子 小川直子-楓 岡本真理子-栗田裕里 武藤澄江-田川可奈美 福田将美-千代谷美穂 柳里子-豊川栄順 田口ゆき絵-中村雪乃 芦屋めい-中浜奈美子 常磐炭鉱の人々、他 谷川洋二朗-豊川悦司(紀美子の兄) 谷川千代-富司純子(紀美子の母) 木村清二-高橋克実(早苗の父) 木村好恵-小野愛莉(早苗の妹) 木村実-高橋朗(早苗の弟) 木村美代-畠みゆう(早苗の末の妹) 佐々木太郎-鈴木寛弥(初子の息子) 石田-寺島進(まどかを追いかける借金取り) 猪狩光夫-三宅弘城(洋二朗の親友。ハワイアンセンターに転職する) 熊野五郎-志賀勝(小百合の父) 炭鉱労働組合幹部-大河内浩 若松浩司-菅原大吉(常磐炭鉱の労務係長) 徹-眞島秀和(元炭鉱夫。ハワイアンセンターに転職しバンドマンとなる) スタッフ [編集] 監督:李相日 製作:李鳳宇 脚本:羽原大介 企画・プロデュース:石原仁美 美術・種田陽平 音楽:ジェイク・シマブクロ テーマソング:ジェイク・シマブクロ「Hula Girl」(フラ・ガール) 劇中歌:「Wish on my star」(英語版:ジェニファー・ペリ、日本語版:照屋実穂) 演技・振付指導:カレイナニ早川 提供:シネカノン、ハピネット、スターダストピクチャーズ 制作/配給:シネカノン ロケ地 [編集] 福島県いわき市 福島県石川郡古殿町 茨城県北茨城市 茨城県高萩市 スパリゾートハワイアンズ 那珂湊駅(茨城県ひたちなか市) エピソード [編集] 公開前はそれほど注目されていなかったが、口コミによって評判が伝わり、ロングラン上映をする劇場が多く、最終的には目標を上回る観客動員125万人、興収15億円という大ヒットとなった。 第79回アカデミー賞の外国語映画賞の日本代表に選出(本選の第1次選考で落選)。 第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞に選ばれたが、大手映画会社4社(東映、東宝、松竹、角川)以外の作品が受賞するのは1996年の『午後の遺言状』(日本ヘラルド映画)以来11年ぶりである。 映画の舞台である福島県いわき市常磐湯本にあるいわき市石炭・化石館(炭鉱内部シーンのロケ地として撮影が行われた)では、企画展として「あの感動をもう一度。フラガール展」が開催された。 映画の舞台になった「スパリゾートハワイアンズ」内に、映画の衣裳や小道具などが展示されている「フラ・ミュージアム」が2007年11月にオープンした。 フラ発祥の地であるハワイ州でも、2006年10月30日(現地時間)、ハワイ国際映画祭の大トリとして、ホノルルのハワイ・シアターを使い、アメリカ合衆国内としてのプレミア上映が行われた。上映前に、ジェイク・シマブクロのライブ演奏と、ジェイクの伴奏によるジェニファー・ペリの歌も披露された。なお、その際上映された作品は、借金取りの石田(寺島進)が登場するシーンは完全にカットされ石田が一切登場しないことになっており、また日本国内での宣伝映像に使われた、まどかの初訪問(「私のハワイ、どこ?」と絶句する)シーンなど他の一部シーンもカットされた、日本国内で上映されたものとは一部異なるものとなっていた。 受賞記録 [編集] 第80回キネマ旬報ベストテン(2007年1月9日発表) 邦画第1位 :「フラガール」[2] 読者選出邦画ベストテン 第一位:「フラガール」 助演女優賞:蒼井優 第31回報知映画賞(2006年11月28日発表) 最優秀作品賞:「フラガール」 最優秀助演女優賞:蒼井優 第19回日刊スポーツ映画大賞(2006年12月5日発表) 作品賞:「フラガール」 主演女優賞:松雪泰子 助演女優賞:富司純子 新人賞:蒼井優 第61回毎日映画コンクール(2007年1月19日発表) 日本映画優秀賞:「フラガール」 助演女優賞:蒼井優 第49回ブルーリボン賞(2007年1月25日発表) 作品賞:「フラガール」 主演女優賞:蒼井優 助演女優賞:富司純子 第21回高崎映画祭 最優秀監督賞:李相日(フラガール) 最優秀主演女優賞:蒼井優(フラガール) 第28回ヨコハマ映画祭 日本映画ベストテン 第2位:フラガール 主演女優賞:蒼井優 2007年エランドール賞 作品賞(映画):「フラガール」 新人賞:蒼井優 第16回東京スポーツ映画大賞 主演女優賞:蒼井優 助演女優賞:富司純子 第11回日本インターネット映画大賞 日本映画部門作品賞(第1位):「フラガール」 助演女優賞:蒼井優 第30回日本アカデミー賞(2007年2月16日発表) 最優秀作品賞:「フラガール」 最優秀監督賞:李相日 最優秀脚本賞:李相日、羽原大介 最優秀助演女優賞:蒼井優 優秀主演女優賞:松雪泰子 優秀助演女優賞:富司純子 優秀新人賞:蒼井優、山崎静代 話題賞:「フラガール」 第16回日本映画批評家大賞 助演女優賞:フラガールズ 第44回ゴールデン・アロー賞(2007年3月1日発表) 映画賞:松雪泰子 ビデオ [編集] 2007年3月16日に、1枚組の『スタンダード・エディション』と、本編ディスクに加え2枚の特典ディスクとシナリオを付録した『メモリアルBOX』が、ハピネットから発売された。
作品解説・紹介 - フラガール

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昭和40年。エネルギーの需要は石炭から石油へとシフト、世界中の炭鉱が次々と閉山していた。そんな中、福島県いわき市の炭鉱会社は、地元の温泉を活かしたレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」の計画を進めていた。目玉となるのは、フラダンスのショー。早速、本場ハワイでフラダンスを学び、松竹歌劇団で踊っていたという平山まどかを東京から招き、地元の娘たちのダンス特訓を始める。しかし数世代も前から山で生きてきた住民は、閉山して“ハワイ”を作る計画に大反対。まどかや娘たちへの風当たりも強く…。

http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD9318/story.html
常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生秘話を、40年の時を超え完全映画化。すすけて色彩のない炭鉱町に、カラフルな60年代ファッションで降り立った勝ち気なダンス講師を松雪泰子が、母に猛反対されながらもフラに魅了されていく少女を蒼井優が、2人を優しく見守る炭坑夫の兄を豊川悦司が熱演。古い体制の中で愚直に働き続ける人、勇気を振り絞って新たな可能性に賭ける人……。時代の荒波にさらされた炭鉱の厳しい日常と、女が自立できる道を初めて知った少女たちの成長が描かれていく。見どころは何といっても、キャストが猛特訓したフラのシーン。少女たちがフラを見直すきっかけとなる、前半の松雪泰子の踊りも情念がこもっていて見事!

昭和40年代の福島県いわき市の歴史、石炭産業からの地域再生を描く映画『フラガール』が、シネカノン(製作・配給。東京都渋谷区)によって制作され、2006年9月23日に全国一斉ロードショーされました。

昭和30年代の福島県いわき市は、本州最大の規模を誇った常磐炭田があり、そこで採掘された石炭は、常磐線を経由して京浜工業地帯に送られ、日本経済を支えていました。しかしエネルギーは石油へと変化を遂げ石炭産業が衰退する中、炭鉱で湧出していた温泉や炭鉱の経営資源を活用した炭鉱人によるテーマパーク「常磐ハワイアンセンター」(現スパリゾートハワイアンズ)が誕生し、石炭のまちは活気を取り戻していきました。

「フラガール」を応援する会より。
http://www.iwaki-fc.jp/hulagirl/
2006年10月に市制40周年を迎えた「いわき市」の歴史と重なることから、映画「フラガール」をいわき市全体で応援し、市の歴史、魅力、存在を広く内外に発信するとともに、映画を活用した積極的な誘客事業を展開し、市の観光振興や観光交流人口の拡大、地域社会・経済の活性化を図るための組織として、「映画『フラガール』を応援する会」が設立されました。

「映画『フラガール』を応援する会」はいわき市・いわき商工会議所・社団法人いわき市観光物産協会などが発起人となり、会長には櫛田一男いわき市長が就任しました。

2007年に『フラガール』関連事業の総合的支援と、『フラガール』を契機とした 新たな観光振興施策の展開に向けて、「映画『フラガール』を応援する会」を 発展的に解消し、「フラガールを応援する会」を設立した。


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